【旅行記】>>その1 >>その2 >>その3 >>その4 >>その5 >>その6 >>その7 >>その8 >>その9 >>その10 >>その11 >>その12 >>その13 >>その14 >>その15 >>その16 >>その17 1 旅行記 ナボイ劇場はメンテナンス工事中とのことで、仮囲い鋼板越しでの見学となったが、「美しい」、「これは良い仕事だ」というのが第一印象です。建築後70年近く経過しても良好な状態でいるのは、維持管理が適切に行われていることと、建築物が本来優れていることの証であると思います。 外壁の化粧レンガは、特に目地の仕上げが整っており、建物の印象を引き立てています。また、メンテナンス中とのことで、内壁の一部が見えましたが、モルタルの充填が緻密であり、強度の地震に耐えたという実績も納得がゆきます。 劇場を見て思い出したのは、アンコールワットの石畳修復を指導した日本の石工職人のことです。この石畳修復は、半分が日本、残り半分が他国によるものですが、出来栄えの差は歴然としています。 敗戦・抑留・強制労働という厳しい環境下で、全国から集まった技術者・職人集団が、妥協せず、黙々と仕事を仕上げた建物が、今も人々を魅了しているということは日本の未来への希望であると思います。 (寄稿者:北野 隆一) 2014年06月22日(新規掲載) |
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