協会の活動状況・会員からの寄稿


【ご案内】アレクセイ・スルタノフ生誕記念コンサート開催♪♪
その後,追加でご報告の文書を掲載しました


 8月3日(金)18:30から東京文化会館で開催しましたアレクセイ・スルタノフ生誕記念コンサートは、300名の方に御参加頂きおかげ様で大盛況となりました。川戸さん(副会長)の挨拶にはじまり、ウズベク語のミルサルドル先生に司会進行して頂き、第10回目のラスト記念コンサートが無事終了しました。

 レジェンド氏らの味のある演奏が大好きですとか、前半の山口雅敏&伊賀あゆみさんのピアノ演奏も素晴らしく、力強い演奏に感動したとか、また後半のトリの入江一雄、セルゲイ・スルタノフ両氏の演奏も迫力あり堪能したという感想を大勢の方々に頂きました。
(寄稿者:事務局)
 例年より早く梅雨が明け、猛暑の夏がやってきました。今年も日本ウズベキスタン協会のご後援を得て、8月3日にアレクセイ・スルタノフ記念コンサートを東京文化会館にて開催する運びとなりました。10年の長きにわたり続いた当コンサートもこれを一区切りとし、最後となります。 会員の皆様のご支援ご協力に、深く感謝いたしております。

 プログラムについて少し触れさせていただきますが、出演する方々も、最後とあって、いつにもまして、心を込めて選曲なさってくださいました。

 コントラバスの津田礼仁氏は、島崎藤村「ヤシの実」の歌詞「思いやる八重の汐々(しおじお) いづれの日にか 国に帰らん」に抑留の方々のご苦労を偲び、弾かせて頂くということでした。

 彼自身も、子供のころ満州からの引揚者でした。

 スルタノフは、病気で栄光の座を失っても尚、体の自由がきかない自分を認め、息を引き取るまで前向きに努力しました。黒柳さんは三木露風「野ばら」に寄せて、「あるがまま」を受け入れ 誠実に、今を生きる大切さに、思いを込めて弾きたいとのことでした。

 若いピアニストの方々は、学生の頃にスルタノフの演奏を聞き感動して、ピアニストの道を究(きわ)めたいと思われたそうです。今までも、病に倒れたスルタノフのための活動や記念コンサートご自分のコンサートを通じ、スルタノフの精神を引き継いでいこうとなさっています。曲目は それぞれ超絶技巧と表現力溢れたスルタノフへの敬意を表すものになっています。山口・伊賀ご夫妻と入江一雄さん、それぞれ前半と後半のトリの演奏。圧巻です。ぜひお楽しみください。

 後半初めに演奏する嵯峨正雄さんは、カルテットメンバーと共に、長年、音楽仲間としてスルタノフの人生を悼み、協力してくださいました。セルゲイさんが、是非共演をしたいとのことで美しいシューマンの幻想小曲を弾いてくださいます。

 また、セルゲイさんが、ソロで弾くシューベルトの「水の上の歌」は、もとは歌曲で、「黄昏(たそがれ)時の金色と赤に輝く湖の上を、滑るように行く小舟に乗りながら、美しい日を過ごす喜びと、移ろうことの儚(はかな)さ、自分だけがこの景色の中から消える日を思う無常」を歌ったものです。それを リストが技巧的にも難しく、しかし非常に美しく編曲した曲で、多くの名ピアニストが演奏しています。どれも演奏家の心のこもったプログラムばかりです。

 ぜひお誘いあわせの上、一人でも多くご来場くださいますよう、心よりお願い申し上げます。

【事務局追記】
 主催のアレクセイ・スルタノフ記念実行委員会の鳴海さんの御好意により、最後の機会に是非皆様に、ご参加して頂きたいとのことで、ウズベキスタン協会の会員の方は1,000円になりましたのでお知らせします。

 チケット代一般は2,000円、当協会会員1,000円、当日受付払いで結構ですが、事前申し込みをして下さいますようお願いします。お申込は協会事務局にメールまたはFAX (03-3593-1406)まで。お待ち申し上げます。

【概要】
1 日時
  平成30年8月3日(金)18:30から(開場は18:00から)

2 会場
  東京文化会館小ホール

3 アクセス
  詳しくはこちらから
2018年08月11日(報告文書追加掲載)

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