新年会に180人─クラシック演奏や加藤九祚夫人の話を楽しむ
今年の新年会も1月21日(土)午後、プレスセンター10階でにぎやかに楽しく行われました。会員やその知人、在日ウズベク人の学生、親子など約180人が参加。大使館のご好意で提供いただいたプロフやサムサなどにみな舌鼓を打っていました。
新年会では、まずトゥルスノフ大使が、ウズベクが独立して25年になったこと、新大統領のミルジョエフ氏が昨年末の選挙で当選、故カリモフ大統領の路線を継承し経済が順調に発展していることなどをお話しされました。
次いで昨年9月、ウズベクで遺跡発掘中に急逝された加藤九祚さんの夫人の定子さん(92歳)が加藤さんの思い出を語ってくださいました。家でもいつもにこやかで穏やかなお人柄だったようで「怒るのは私の役割でした」とほほえんで、「帰り道が一緒だったのでいつの間にか恋愛感情が芽生えて2年ぐらい交際してから結婚しました」と懐かしんでおられました。今年の来賓は、元ウズベク大使の中山恭子さん、加藤文彦ご夫妻、国際婦人協会の武藤尚子理事長ら15人ほどにご参加いただきました。
また、今年は素晴らしいコンサートのプレゼントもありました。読売日本交響楽団で35年間コントラバスを担当されていた津田礼二さん、長年NHK交響楽団に勤務されバイオリンを担当されていた黒柳紀明さん。黒柳さんの父上は戦後シベリアに抑留されていたそうです。ピアニストの呉信樹さんは電子ピアノをお持ちくださいました。「からたちの花」や「ウズベクタンゴ」など新春らしい音楽を会場に響かせて下さり、皆さんを和やかで穏やかな気分にしてくれました。贅沢なひと時で次回もぜひお願いしたいと皆さんが口々に述べていました。
最後におなじみのグリスタンの皆さんが新春らしいウズベクダンスを披露し、会場が華やかになりました。
その後は恒例の懇親会に移り、ウズベクの若い男女やその子供さんたち約40人がまるでクラス会のような雰囲気で打ち解け、日本人も仲間に入って楽しんでいました。今後この中からまた国際的なカップルが登場するかな、と思わせる雰囲気もありました。バザーでは干しぶどうや陶器、嶌会長の著作などが多く売れました。新年会を手伝ってくれた皆さんに感謝しながら、名残りを惜しみつつ散会しました。
NPO日本ウズベキスタン協会会長 嶌 信彦
2017年02月04日(新規掲載)
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