協会の活動状況・会員からの寄稿


【中央アジアの陶器・イラン情勢等を聴く】
——シルクロードを知り尽くした孫崎享元大使を迎えて——

講師は実務家が中心です

 今回のゲストは外務省でウズベキスタンの初代日本大使ほか、駐イラン大使や国際情報局長、元防衛大学教授などをつとめた孫崎享元大使です。
 孫崎さんはウズベキスタン大使の時、シルクロードを歩きその文化を研究する中で、ウズベキスタンの陶芸が衰退することに心を痛めていました。1993年にシルクロードの絵画で著名な平山郁夫画伯を団長とする最初の文化交流派遣団がウズベキスタンに派遣された際、平山さんに同国の陶芸活動を支援してくれるよう要請。これをきっかけに日本の九谷焼との技術交流が始まったと言います。
 そんな孫崎氏にウズベキスタンの陶芸の起源や特色、日本の焼き物との違い等陶芸文化のほか、シルクロード文化の歴史や現状についても興味深いお話が聴けること請け合いです。
 また孫崎さんは、イラン大使や国際情報局長の経験から優れた国際情勢の分析家としても有名です。現在の国際問題の焦眉の的はイラン・イスラエル関係です。もし、両国の間に戦争が起これば世界は緊張に包まれ、石油価格など資源価格も高騰必至です。そんなイラン、中東情勢と国際関係への影響も聴けるかもしれません。
 先着40名で締切りです。孫崎さんの話を聴く機会はそう多くはありません。しかも今回は少人数の会合で質問の時間もたっぷりあります。どうぞお聴き逃しなく!

【講師】
◆ 1993年ウズベキスタンに赴任し、カリモフ大統領の訪日を実現させ、両国の関係の基礎を築きました。
◆ 当時の外務省は「(両国の)経済・政治関係を発展させるのは時間がかかるから、まず文化の交流を」と考え、故平山郁夫画伯を団長とする文化使節団を派遣(この成果は、ナボイ劇場の照明装置の寄贈と言う形をとりました)。
◆ この時、孫崎氏は平山画伯にウズベキスタンの陶芸が消滅しつつあることを訴え、これを聴いた画伯は即金で大金を預けられ、陶芸家たちの作品を買い求め陶芸活動を支えるよう託されました。
◆ 復活したウズベキスタンの陶芸活動は、さらに日本の九谷焼との技術交流となり現在に至っています。

・第5回シルクロード・中央アジアクラブ概要
日 時 2012年03月17日(土)14:00〜16:00
開場は30分前から
会 場 JICA地球ひろば303号室>>詳しくはこちらから
会場へのお問い合わせはご遠慮下さい。
受講料 会員1,000円 非会員1,500、学生500円
申込方法 次の事項を記載したE-mailをこちらに送付してください(FAXの場合、03-3593-1406まで)
1 件名
  第5回シルクロード・中央アジアクラブ参加
2 本文
 ・氏名(複数名でのご参加の場合、ご面倒でも人数分の記載をお願いします)
 ・当会会員又は非会員の旨
 ・連絡先(複数名でのご参加の場合、代表者の方だけで構いません)

※ 電話(03-3593-1400)でもお申し込み頂けますが、事務局在局日並びに時間に配意下さい
申込期限 3月16日(木)

・次回以降の予告
 (間近になりましたら詳細をご案内いたしますのでご期待下さい)
2012年03月11日(掲載内容更新)

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