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アレクセイ・スルタノフ記念コンサートを終えて
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8月7日(日)サントリーブルーローズホールで開かれたアレクセイ・スルタノフ記念コンサートは、おかげ様で大盛況の内に終わりました。
ウズベキスタンが生んだ早世の天才大ピアニストアレクセイ・スルタノフの名を惜しみ、多くの方に記憶して知っていただきたいとの目的で開かれたコンサートです。日本ウズベキスタン協会のご尽力で駐日ウズベキスタン大使館のご協賛を3年間にわたり頂いております(参考1)。
演奏はダーツァ・スルタノフ夫人のチェロ、弟セルゲイさんのピアノ、日本が誇る名ピアニスト伊藤恵様によるもので、前半、会場はアレクセイ・スルタノフに捧げられるご家族の愛情あふれる熱演にブラボーと拍手に包まれ、一転後半は、上田弘子さんのトークで、やはりウズベキスタン出身の名教授とスルタノフの知られざるエピソードのお話が続き、伊藤恵様の祈りにも似た素晴らしい「シューベルトの即興曲」、心にしみわたる「トロイメライ」の演奏に、会場では涙ぐむ方もおられ、深い感動に包まれました。
コンサートの後、事務局の永峯和恵様に、ウズベキスタンのサイードご夫妻をご紹介いただきご家族とウズベク語、ロシア語、英語を交えた楽しい会話が弾みました。
アレクセイ・スルタノフは、心からウズベキスタンを愛し、誇りに思っていました。
私たちのコンサートの投げた波紋は小さいかもしれませんが、今後も人々の心に、この得がたいピアニストとの思い出と、残された演奏への評価が広がることを望んでおります。
来年のコンサートにも大勢の方のご来場をお待ちいたします。どうもありがとうございました。
(参考)
・2009年の案内文はこちらから
・2010年の案内文はこちらから
・2011年の案内文はこちらから
(寄稿者:鳴海 和子) |
2011年08月20日(新規掲載) |
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