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キルギス南部のオシ市で最近発生した騒乱にかかる寄稿 ウズベキスタン共和国大統領の声明
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2010年6月18日、ブハラ州を訪問していたウズベキスタン共和国イスラム・カリモフ大統領は、キルギスの騒乱は、民族間の衝突により起きたのではなく、外部から計画された破壊的行為によるものであると発表した。
ウズベキスタン大統領は、キルギス南部の騒乱は、キルギス民族とウズベク民族の対立の結果であるとは考えていない。
「私は断固としてこのような主張に反対である。ウズベク人が悪いのでもなく、キルギス人が悪いのでもない。これは、外部からコントロールされ、計画された破壊的行為である。破壊行為を計画した力がウズベキスタンを対立へと引きずり込んだのである。」
近隣諸国もしくは、離れた国には、自分を私たちの仲間だと偽るものもいるため、今回の騒乱のような状況においては、今までになく警戒心、自制力、冷静に状況を判断する力が重要であるとウズベキスタン大統領は指摘している。
「このような状況は、キルギスで起きている事件においても見受けられる。状況によっては、必ずしも起きた出来事の原因を探さなければいけないわけではない。」
大統領は、この流血の惨事の根源はあきらかになり、法的な判断が下されることを確信していると語った。
「この騒乱について語るのはつらいことだ。罪のない人々や子供、身ごもった女性たちを殺すということは、残忍な行為以外の何ものでもない。この流血の惨事の根源はあきらかになり、法的な判断が下される。」
「世界は自国の尊厳や誇りを保ちつつ、自国の力を信じ、自身の努力と力で国の未来を創り、自国を守ることのできる民族、国だけを認め、敬うものだと私は以前から語っている。我が国民は、常に慈悲深く、他人の悲しみを共に分かち合うことのできる民族である。」と、大統領は指摘している。
ウズベキスタン大統領は、「眼には眼を」の原理で復讐を呼び掛ける者には断固として反対であると述べている。カリモフ大統領は、「反対というだけでなく、このように考えているものは我が国民の敵である」と語っている。
大統領は、客観的な判断を呼びかけ、無分別なステップを踏まないように警告した。「私は、再度、賢明に考え、常に「裁断する前に7回測れ」との原則に従い行動することを呼びかける。無知と無慈悲が善をもたらすことは絶対にない。このことを決して忘れてはならない」と大統領は強調している。
「我々は、偉大な民族であり、何千年にもわたって隣り合って共に暮らすキルギス人と分かり合い、自分たちの問題は自分たちで解決することができる。」とカリモフ大統領は結論付けた。 |
2010年07月10日(新規掲載) |
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