世田谷情報文化センタ──生活工房主催
目と耳と舌で味わうタジキスタンのくらし
世田谷情報文化センター──生活工房──の主催で「目と耳と舌で味わうタジキスタンのくらし」と題した催しが2月7日(日)開かれました。
まず「タジキスタンの国を知ろう」と東京都市大学大学院で地震の研究をしているというラフモノフさんの映像を交えてのお国紹介です。世界の屋根パミール高原を控えてタジキスタンは、何物にも代えがたい山と水の「自然」に恵まれた国です。また、アレキサンダー大王が造った中央アジアで一番東の町ホジャンド、仏教伝来の道を知ることのできる世界最大の涅槃仏の発見された国、マルコポーロの通ったというワハン回廊の通る国と歴史の国でもあります。独立後10年続いた内戦も収まりこれからは「観光」で訪れる日本人も多くなるでしょう(現在はアウトドアスポーツを楽しむドイツ人が圧倒的に多いということです)。
次は「タジキスタン料理」です。『オシュ(プロフ)』、『シャカロ(サラダ)』、『ホヴロスト(お菓子)』に参加者がふた手に分かれ挑戦しました。『オシュ』はウズベク料理と作り方は同じです。初めての人はたっぷりの油で玉ねぎ、人参、こぶし大の牛肉を揚げるのにびっくりしていました。どちらかと言うと豪快な調理法で「男の仕事ね!」という感想です。出来上がってみんなで試食の時は、「人参の甘み、肉本来のうまみが出ておいしい!」とのことでした。
満腹になった後は、「国際協力のことを考えよう!」と、現地日本大使館元スッタフ、日本語教師、JICA・OBの皆さんから見たタジキスタン、活動を通して得た感想を話していただきました。若いながら現地で活躍された皆さんの「忘れていた家族との絆を思い出させてもらった!」「もてなしの心、精神文化の高さを学んだ!」などの感想から、タジキスタンの人々の優しい笑顔が浮かんでくるようでした。
駐日タジキスタン大使館より、ウスマノフ一等書記官はじめお子様がお出でになり、お国の紹介に一役かわれました。
(寄稿者:事務局)
2010年02月28日(新規掲載)
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