■□■ ウズベキスタンの演劇紹介 ■□■
Uzbekistan Today紙 (2009 年 1 月 9 日)文化と芸術セクション
国立劇場初日公演 By Ziyoda Khamidova
舞台監督 Tojiboy Israllov による Tortaurman Jarini(苦い後悔)の初日公演が国立アカデミードラマ劇場で開演された。演目は、人身売買の犠牲となった女性と少女の運命についてと、組織の犯罪行動の卑劣さに苦しむ親族についてである。
人間の感情を踏みにじると共に国境を越えた犯罪である人身売買は、社会と国家の発展への深刻な脅威の 1 つになっている。年間、ほぼ 270 万人が人身売買の犠牲者となっている。この大半において女性や子供達が苦しんでいるという事実が、特に憂慮されている。この種の犯罪行為を法的な文化に関心のある人たちの盛り上がりも加わって、防ぐ事がウズベキスタンにおいて大いに注目されている。
今年、国境を越えての組織犯罪(ニューヨーク、2000 年 11 月 15 日)に対する国連協定を補足する予防措置の批准、及び、特に女性・子供の人身売買の防止と同様に人身売買を規制し、刑罰をくだす法律が制定された。
この犯罪に対して有効な方法で若者を守ると同様に、この疑問への一般大衆の注意をひく目的は芸術の力を含めて広く活用されている。新しい Tortaurman Jarini (苦い後悔)上演は、その一例である。Dilban と Tilab Makhmudovs の行いは上演の文学的基礎になった。
「現在、不正な方法でだまされやすい人を外国へ人身売買移送されることが緊急課題になっている。」と Saiokomil Umarov 舞台監督は述べた。「我々の上演は、若者そしてその両親に熟考させる良い機会となっている。」
この劇に出てくる二人の若い少女は不正に外国に移送され、よい仕事につくと説明されたにも関わらず安い奴隷状態のマッサージ師として売られた。結果として、家族・個人の生活・勉強・生活全般、全てがめちゃくちゃになった。
この公演は、広く反響を呼んだ。大半が若者である観劇を希望している人たちの殆どが劇場に入れない状態だった。多くの人々は、少女達の運命に対し身につまされる思いがして泣いた。
「全ての俳優が、新しい公演に非常に熱心なあまり、上演期間中彼ら自身の考えを提案していた。」と、Saiokomil Umarov は述べた。「このようにして全員がこの話を小さい部分ではあるが完璧にまで演じた。若い役者が殆どの主要人物を演じた、という事を明記したいです。」
(翻訳:宮原 章子)
2009年3月7日(掲載)
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