協会の活動状況・会員からの寄稿

閉会の言葉


 パネリストの先生方、本日は本当にどうもありがとうございました。私はこういうシンポジウムなどの司会をするとき、通常だと長い場合は、会場の方が眠くなるので「そろそろ沸かせないといけない」と余計な心配をするのですが、今日こうやって見ていますと、難しいテーマにもかかわらず皆さんずっと集中して、真剣に聞いておられました。だから、取り立てて茶化す必要もなかった。それだけ、非常に質の高いディスカッションであったのだろうと思います。それも偏に、それぞれの分野における、いま日本で最高の論客が集まってくださったからだと思います。
 会場の皆さんも相当刺激を受けたと思います。と同時に、パネリストの先生方もお互いに触発されたところがあったということをディスカッションのなかで聞き、非常に嬉しく思いました。
 本日のパネルディスカッションの目的は、新しい政権ができたところで、世界の風景というのが少しずつ変わってきている。そういうチャンスを捉えて、一体これから日本はどのような方向に向かうべきか、ということを話し合いたいと思って開催いたしました。また今日は、外務省も随分と褒められ、「日本の滑り出しとしては上々」というような話もありました。通常、こうしたテーマのディスカッションでは大体は批判論が多いんですが、今日はさまざまな提言もあり、それも非常に上手く組み合ったという気がいたします。
外はもの凄い台風で、こんな天気で本当に人が来てくれるかと開催前は非常に心配していましたが、このように大勢の方が集まってくださいました。実は定員 250 人に対し、300 人近い申し込みがありました。こうして見回しても満席です。この天候でありながら 250 人は超えているような状況だろうと思います。
 皆さん、来ていただいて、本当にありがとうございました。

 まだまだ言い足りないこともたくさんあったかと思いますけれども、時間の都合もあり、これで打ち切らざるを得ないので、パネリストの先生方には申し訳なく思います。そして、ご質問もたくさんいただいておりましたが、すべてご紹介できず申し訳ありませんでした。これも謝っておきたいと思います。

 最後に、安倍総理夫人には、最初から最後までシンポジウムにお付き合いいただき、ありがとうございました。ぜひ今日のこの内容を安倍総理にお伝えいただいて、また総理だけでなく官房長官や小池さんや麻生さんにもお伝えいただけると有難いと思います。あさって首脳会議に向けてご出発されますが、日本の首相がファーストレディ同伴で出かけるのは久しぶりのことですし、日本の外交では珍しいケースです。多分、メディアも大変集中すると思います。
 いつも日本ウズベキスタン協会の活動にご参加いただき、非常に自然体でやっていただき、どうもありがとうございます。
 それから本日のシンポジウムの様子は、ほぼ間違いなく 1 週間ぐらいのうちに毎日新聞に伊藤編集局長が一面ぐらいのスペースで書いてくれる予定です。したがって、ぜひ毎日新聞も注目しておいていただきたいと思います。
 それから、本日のシンポジウムの内容は全部テープに録ってあります。これを本にすると相当お金がかかり、わが協会の資金ではとても賄えませんので今回は随時、ホームページのほうに掲載していく予定です。全文を読みたい方は、1 ヵ月ぐらいかかるかもしれませんが楽しみに待っていてください。また TBS の CS 放送でも放映を予定していただいております( 11 月 13 日放映)。
 皆さん、本日は長時間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。

 なお本日、ご協賛いただいた毎日新聞社様、神戸製鋼社様、そして電源開発様にも御礼申し上げます。ありがとうございました。
(文責・嶌信彦)


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2006年12月31日(掲載)
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