協会の活動状況・会員からの寄稿

シンポジウム「アメリカ・イスラム・中国——新政権の日本外交を語る」

−寄せられた感想の一部をご紹介(抜粋)−

参加者 250 名のうち感想文は 76 名の方から頂きました。そのうちのいくつかをご紹介いたします(名前・職業等は省略させていただきます)。

○ 2 時間半の上質の議論。聞いている方も大変刺激をうけました。ありがとうございました。

○まず、第一に北朝鮮核問題。次に日中関係と、現時点でのホット・イシューをとりあげたことでとても充実した議論を聞くことができました。ありがとうございました。

○新聞、TV その他マスコミでは受け止められない視点、分析を目の当たりにして、目からウロコでした。

○ウズベキスタンシンポと思っていたが、内容的に日本の立場からグローバルな外交の専門家のご意見を拝聴できて非常に良かった。

○じつに有意義なシンポであった。明るい期待と希望を持ってよき国を作っていけそうである。

○安倍政権に対する評価が思ったより良いので少し驚いている。

○質、真面目さ、具体性、視野——最高級

○発言者(パネリストの方々)の発言内容が全員大変わかりやすく、かつ各々の専門分野について事実に基づき突っ込んだ説明をしてくれたのがよかった。

○タイムリーな企画でした。パネリストも良い選択だったと思います。国分さんの話はとても興味深く聞きました。世界における日本の位置、立場、難しく思います。舵取りを誤ればどうなるか(日本のリーダーシップ、外交、とても心配です)? 色々考えさせられたシンポジウムでした。

○司会はとても上手で感心しましたが、自分なりのシナリオを前面に出しすぎ。まとまりがなくても、パネリストにもっと十分に話をさせたほうが(時間を切って)内容は豊かになったでしょう。五百旗頭さんの話に感銘を受けた。

○大変有意義なシンポジウムでした。2 時間半が瞬時に感じました。今後もこんな機会を与えて頂きたく存じます。ありがとうございました(素晴らしいパネリストに感謝、感動いたします)。 

○日本外交の重要性が良く理解できました。対米、東アジア、中東、テロなど…。基本は「良き世話役」であること。

○まず、第一に部屋の音響設備が悪いため(高音域が足りない。音量不足)、内容を聞き取りにくい場合が多かった。また、田中、国分両氏がボソボソ喋るために聞きにくかった。今後、事務局は音響については事前に調べて準備しておくべきだと感じた。一考を要す。新政権の日本外交を具体的に深く掘り下げて説明して欲しかった。ほとんど新聞雑誌で見る聴く程度のことであまり興味をひかなかった。

○シンポジウムに初めて参加したのですがもっと言いっ放しになるかと思っていたけれど、意見がかみ合っていて興味深い 2 時間半でした。

○非常に広く幅のある返答になりがちな質問から始まったが、鋭角な切り口で多くの話しが聞けた。司会の時事ニュースを折り混ぜていくのも良かった。というのも、どこかひとつに議論が集中することもなく、まんべんなくさまざまなことが聞けたので。拾い拾い話しを思い出しながら、勉強が続けられると思う。良いシンポジウムだった。ありがとうございました。


○大変勉強になりました。もう少しイスラム圏に焦点を当てていただければよかったです。日・中・米をめぐり対テロ戦争のあり方など。識者の方々から専門的な議論を拝聴できる貴重な機会となると信じます。

○最後に五百旗頭さんがおっしゃった、「日本は自信を持てるだけのことをやってきたのだから、自信を持ってやっていくべき」という言葉がとても印象に残っています。いろいろな課題を分かりやすくお話していただきながら、最後には前向きになれるようなシンポジウムでした。ありがとうございました。

○日本をとりまく重要関係諸国の最新情報を多面的に相互関連的に紹介され、これからの日本外交を考え理解する上で大変勉強になった。2 年前のシンポジウムの時と同様に、大局の状況を理解する上で大変有用でタイムリーな企画と最適のパネリストのお話がすばらしかった。スリリングな話しでした。

○パネラーの皆様の話を伺って、一見存在感が低下しているように見える日本が重要な役割を期待されていることを再確認させられました。その役割を果たす為には新政権が掲げる「主張する外交」が不可欠のように感じます。主張するには日本人全てがこの問題を見直す必要があろうかと思います。この様な討論を日本人全てが出来れば、と思います。今後とも継続して頂きたい。


○北朝鮮の時事問題に加え、それがイスラム世界やアメリカとどのような関りを持っているのか広い視点で話しが聞けたのがよかった。パネリストの人選が良かったと思う。ただ、イスラムに関する言及、発言が少なかったのではないか。日本の中東外交についてももっと話しをききたかった。

○ 2,000 円の価値は十分にありました。テレビでの討論会番組は司会者の勉強不足などで、NHK でさえもうんざりします。次回も参加したいです。

○アメリカ・イスラム・中国等の国内の内情、過去のしがらみなどが良く分かり日本外交の課題が明瞭に理解できたし同感するところが多かった。良かったキーワードは「リーダーとしての寛容の重要性」「創造的外交」「良き世話役」「日米を基軸とした多国間枠組み」でした。

○各分野の専門家の方達の論評がクロスして大変興味深いシンポジウムでした。特に、中国の現状について外からのアングルと内からの見方の相方を伺うことが出来、大変参考になりました。次回また参加したいと思います。

○東アジア、米、イスラム諸国を関連付けながら広い視野で世界の情勢を各界のトップ論客の話しを聞けたこと。知的興奮を覚え冒頭から最後まで惹きつけられた。

○テーマは時宜をとらえており非常によかったと思います。今後、ユーラシアのパワーポリティクスや資源外交の観点からの中央アジアに内在するシンポジウムが開催されることを期待しております。いろいろお疲れ様です。
 
2006年11月15日(掲載)
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