元ウズベク留学生・シャフリゾーダさんが結婚しました
協会の新年会や文化展で美しい民族舞踊を披露してくれたシャフリゾーダさんが結婚しました。お相手は早稲田大学大学院に留学していたジャスールさんです。
私と林経子さんは二人からの招待を受け真冬のタシケントへと向かいました。
結婚式は2006年1月20日18時半よりタシケント最大規模のウズベキスタンホテルで執り行われました。ホテルの正面玄関を入ってすぐの広いロビーが会場の一部になっていて、タキシード姿の管弦楽団によるクラシック音楽の生演奏の中、イブニングドレスを着飾った招待客の女性達が大勢で談笑する光景はヨーロッパの舞踊会を彷彿させる華やかさでした。
そのロビーから続く会場への入り口には正装した男性達が一列に並び、客人を迎え入れます。広い会場は白一色で統一されたテーブルセッテング、輝く照明、色とりどりの花々、溢れんばかりの料理の数々、どれをとっても目を見張るばかりの豪華さです。
やがて8人の美少女バレーリーナのダンスに先導されて新郎新婦の入場。“オンリーユー”の曲に載せて甘い二人のダンス。純白の花嫁は息を飲む美しさでした。二人の着席後4時間に及ぶ宴は有名歌手による歌とダンス。とにかく歌とダンス、ダンス、ダンスです。私も林さんも何曲かはがんばりましたが、宴の終わりの頃にはさすがに疲れました。盛大で華麗な結婚式でした。
ウズベク民族舞踊の踊り手としてトップの座にあり、又、女優として数々の映画、テレビに主演し、ウズベクのアカデミー賞と言われるザミン賞の主演女優賞に輝いたこともあるシャフリゾーダさんが、そうした名誉や地位の全てを投げ打って文部科学省の留学生として大好きな日本に来て上智大学で1年間学びました。帰国後は在ウズベキスタン日本大使館でスタッフとして働きながら東洋タシケント大学の大学院を卒業しました。これからは仕事と家庭の両立は大変と思いますが、忍耐強く努力家のシャフリゾーダさんのことですから、愛する祖国と大好きな日本のために頑張ってくれることと思います。
二人の末永い幸せを心より祈っています。
寄稿者:金尾 憲子
2006年4月6日(掲載)
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