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ウズベキスタン旅行の感想
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20 年近く前、井上靖作、(遺跡の旅・シルクロード)などシルクロードに関する本を、喜太郎の音楽を聞きながら読んで以来、何時の日か行ってみたいという憧れを持っていました。が、なんとなくその機会が無いままに日が過ぎていきました。
今回、木下さんより、この旅の企画があるとお聞きして、急に実現できました。小人数で、ウズベキスタン協会の方々とご一緒させていただき、普通のパッケージ旅行では多分出来なかった経験が出来、感謝しています。
とは言え、団体旅行は殆ど経験の無い私には、色々戸惑いもありましたが、それはそれとして、大変楽しい旅でした。ロマンチックなシルクロードを考えていたのですが、実際は、血と破壊の道であったことを知らされ、人間はいつになっても、学ばない生き物と思い知らされました。
ウズベキスタンの人々、とりわけ、バザールの人たちの明るさと、たくましさに感動しました。値切っても、文句をいっても、全く動じずそれでも頑張っている強さは、私達日本人が失ってしまった昔の姿を思い起させました。
青い空と、モスクのブルー、やっぱり画像で見るものとはかけ離れた美しさで、私の脳裏に焼き付いて離れないことでしょう。これからも、多くの旅人が訪れる事でしょうが、あまり現代文明に毒されず、ウズベキスタンらしさが失われないことを、願っています。 |
(白石 和子) |
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2004年11月16日(掲載) |
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