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2004年度ウズベキスタン旅行
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3 年前トークの会に入会した時から「どうしても行くぞ」の気持ちで、やっと実現出来た今回の旅行でした。この間、留学生諸君からも色々と聞いていたので、この国について或程度のイメージはありましたが、現地を踏んで見ると、想定していた以上に良い国でした。人々は柔和で、心豊かに生きていると実感しました。
約 2500 に亘る興亡の中で、砂に埋もれながらも、シルクロードのオアシス都市として営々と続いて来たこの地の人々に思いを馳せる時、歴史のロマンを存分に感じさせてくれました。特にサマルカンド・タシケントの「バザールの活気」は今も絶える事無く、この国の豊かさを誇示している様に思いました。
今回、シャフリサーブスとサマルカンドでアミル・チムールをたっぷり再認識しました。チムールがこの地の出身者で自らの民族国家を興し中央・西アジアに版図を広げた事を改めて知りました。又チムールのもとでウルグベクなど天文学をはじめとする文明が開花し、100
年後のルネッサンスに大きく影響を与えていたことを知り、之まで中央アジアの歴史に如何に無知であったかを、思い知らされ些かショックでした。
この旅の中色々な場で出会った若者達からは建国の気に燃えたこの国の若さを感じることが出来ました。この国の今後の良い形での発展を祈ってやみません。 |
(吉富 啓祐) |
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2004年11月10日(掲載) |
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