協会の活動状況・会員からの寄稿


日本語クラスと孤児院を見学して…

私は、チュリチク(タシケントから車で1時間半位)に元留学生のムザファールさんが立ち上げた、中高校生の為の日本語クラスを視察する目的で、今回の協会のツアーに便乗参加しましたので、前後半はツアーを離れ、フリーで行動しました。

この時期はちょうど綿摘みの季節で、田舎の中高校生は学校ごとそれに刈り出されており、残念ながら数人の学生にしか会えませんでした。当初(今年 3 月)は 100 人位の日本語受講希望者がいたそうですが、とてもムザファールさん一人では対応出来ず、試験をして優秀な学生を数十人選び出したそうです。日本語教師の資格がなくても良いから、ボランティアで、日本語指導をしてくれる日本人が来てくれるのを切に要望していました。

近くに孤児院もあるということで、そちらの方も見学しましたが、小さな子供達は本当に人なつっこく、こざっぱりした身なりをしていました。院長の話では、敷地が広いので野菜や果物は自給自足で、衣類はアメリカから少し援助があるということでした。協会も NPO ですから、こうしたところへの文房具や玩具などとかの提供で、何か少しウズベキスタンとの為になる関わりを持つ時期に来ているのではないでしょうか?

後半は、以前私が赴任していたタシケントの世界経済外交大学を訪れ、2 年生と 5 年生の日本語クラスを見学、懇談しました。私のいた頃と変らず、学生達は日本への憧れで、皆キラキラした瞳を輝かせて、一生懸命日本語を学んでいる姿がとても印象的でした。この瞳に惹かれて、多分私はまたウズベキスタンを訪れることになるのでしょう。

(藤本 美智子)
 
2004年11月10日(掲載)
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