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ムラド・ナザロフ君のお母さん来日
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マヤ・ナザロワさんは,5 月 5 日息子のムラド・ナザロフ君を訪問のために 2 週間の予定で来日しました。息子のムラド君は去年の 10 月から日本の文部省の基金で筑波大学に留学しています。これから、ムラド君の話をご披露します。
彼女は 7 ヶ月ぶりに会う息子が苦労で痩せてしまっているのではないかと心配していましたが、予想とは違って「背も高くなって、元気な顔をしていたから心から安心した」と言っていました。また、「息子のムラドが通っている筑波大学や、1
年も暮らしている学生宿舎などを見、授業にも出席してみたりして自分の学生時代を思い出しました」東京だけでなく、箱根、富士山までに連れて行ってもらったり、海の別荘にも招待されたりして、みんなに暖かく迎えていただきました。その他、いろいろな日本人とも話をして、「日本人の優しさ、そして心の広さなどに感激しました」「世界のさまざまな国に行ったことがありますが、日本人社会が一番気に入って、お手本になりました」とのことでした。
ウズベキスタンに帰る最後の日、「あなたは経済的に強い国というよりは、人間関係が優れたこの社会に留学していることこそが幸せだ。困ったときに、正しいアドバイスをして助けてくれる人が日本にいて本当に良かった。留学期間はあと
4 ヶ月あるが、あなたのことは心配ないことがわかったからメールを送らなくても電話もしなくても気にしないように」と何回も言っていました。
ムラド君のお母さまは、背が高く、大変穏やかな方で教養も高く、2 週間ご一緒いたしましたが、日本人以上に昔の日本人のような慎み深い配慮のある立派な方でした。とても遠い国の、まるで生活習慣の違う国からみえられた方という意識は、いつのまにか私達の頭から消えてしまっておりました。ムラド君の躾の良さは、お母さまとご一緒して十分納得いたしました。 |
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